さく内科クリニック

院長からのお知らせ:今年も新型コロナワクチンを打つ理由

2025年10月1日

患者の皆様へ

いつも当クリニックをご利用いただき、ありがとうございます。今回は、院長である私が2025年も新型コロナワクチンの接種を継続する理由についてお話しさせていただきます。

※重要なお知らせ
以下の内容は現時点で確立されたエビデンスを超える院長の個人的見解も含まれております。患者様の接種判断は、必ず主治医とご相談の上、個々の健康状態を考慮してお決めください。

動画での詳しい説明

📺 YouTube動画でも詳しく解説しています

本記事の内容について、動画でもより詳しく説明しております。視覚的にもわかりやすくお話ししていますので、ぜひご覧ください。

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私の接種予定:2025年12月ヌバキソビット

総合内科専門医として、私は2025年12月にヌバキソビット(組換えタンパクワクチン)の接種を予定しております。ヌバキソビットはmRNAワクチンではなく、従来からある不活化ワクチンの技術を用いた組換えタンパクワクチンです。

接種タイミングの考え方

例年8-9月頃に新型コロナウイルスの流行が見られます。その流行が収束した後、次の流行期である2-3月に備えて12月に接種することで、抗体価が最も高い時期(接種後約3ヶ月間)に流行期を迎えることができると考えています。

接種を継続する理由

1. 長期的な健康リスクへの懸念

Cell誌等の学術論文を参考にした私の理解では、新型コロナウイルスが体内で無防備に増殖することにより、大量のスパイクタンパクが血中に放出され、脳をはじめとする重要臓器に長期的な影響を与える可能性が示唆されています。ワクチンによる予防的なアプローチは、このようなリスクを軽減する可能性があると考えています。

2. ヘルシーエイジングの観点から

43歳の私にとって、アンチエイジング・ヘルシーエイジングは重要な関心事です。ヌバキソビットに含まれるアジュバント(免疫増強剤)について、以下のような報告があります:

現在43歳の私が利用可能なワクチンの中で、このようなアジュバントを含むのはヌバキソビットのみであることも、15,000円の費用をかけてでも選択する理由の一つです。

副反応リスクに対する私の考え方

ワクチンの副反応について心配される方も多いと思います。私自身の考え方をお話しします。

私たちは日常的に車に乗ります。便利だからです。しかし、統計によると100人に1人は一生涯で一度は死亡事故を起こすというデータがあります。それでも私たちが車に乗るのは、そのリスクを上回るメリットがあるからです。

ワクチンも同じだと考えています。確かに稀ながらデメリット(年少男性で相対的に目立つ接種後7日以内の心筋炎は10万人あたり3−4人)もあります。しかし、その頻度は車の事故よりもずっとずっと低いものです。一方で、ワクチンにはそれを大幅に上回るメリットがあると私は判断しています。だから私は、これらを天秤にかけた結果、ワクチンを接種することを決めました。

患者様へのメッセージ

以上が私個人の接種継続の理由ですが、これらの見解がすべての方に当てはまるわけではありません。新型コロナワクチンの必要性については、年齢、基礎疾患、生活環境、価値観など様々な要因を総合的に考慮する必要があります。

ワクチン接種をご検討の患者様は、ぜひ診察時にご相談ください。一人ひとりの状況に応じた最適な判断をサポートいたします。

ヌバキソビット接種をご希望の患者様へ

当クリニックでもヌバキソビット接種を承っております。ただし、ワクチンの特性上、2名セットでのご予約が必要となります。一人でのご予約をご希望でどうしてもヌバキソビット接種をお考えの方は、一度お電話にてご相談ください。